【株式投資】資産が少ないうちは集中投資すべきか?
本日は、資産が少ないうちは集中投資すべきかどうかを書いていこうと思います。
株を始め、投資は資金力が物を言う世界です。
よって資金が少ないうちは、分散投資をしても全然増えないので投資をしてもあまり意味がないという考えの方も多くいます。
少額投資は意味がないのか?
というのは、以下の記事で以前に解説させて頂きましたので、以下のリンクからご確認頂けましたら幸いです。
【株式投資】少額投資は意味がない!? - TAKEさんの配当金100万円生活への道!! (hatenablog.com)
本日は、意味があるのか無いのかという点ではなく、
資産が少ないうちは、リスクを取って資産を大きく増やすことを最優先で行うべきかという点についての内容となっております。
結論からお伝え致しますと
「集中投資はオススメできない」ということです。
理由については以下の通りです。
①集中投資はリスクが高すぎる
何度もお伝えしておりますが、「リスクとリターンは表裏一体」です。
確かに上手く言った場合は、大きなリターンを得られると思いますが、
上手くいかなかったことを想定しているでしょうか?
集中投資するということは、大きなリターンを得られる可能性が高い一方、大きな損失を受けてしまう可能性も高いということです。
②資金が少ないのならむしろ分散投資
大きな資産を持っている方でしたら、集中投資をして大きな損失がでても、取り返せるだけの「余力」があるはずです。また次の株で勝負すればいいのです。
しかし少ない資産で大きく負けてしまった場合、資金不足になり市場から退場ということも十分考えられます。(他の株を買う余力がなくなった)
伝説の投資家ウォーレン・バフェットの名言に
「短期間に急いで金持ちになろうとしてはいけない。それよりも金持ちであり続けることのほうが重要だ」
というものがあります。
つまり、大きなリスク(集中投資)をして早くお金持ちになろうとすると、人は失敗してしまうということです。
それよりもコツコツ増やしていき、株式市場にずっと居続けることこそがお金持ちに近づく道だということです。
ですので、私は資金が少ない人ほど分散投資をすべきだと考えます。
以上の2点が私が考える資産がすくないうちは集中投資があまりオススメできないポイントです。
ただし、安全ばかり気にしていたら資産形成スピードが遅いのは事実ですので、ある程度はリスクを取る必要があります。
次は、私が考える資産が少ない時に行う投資方法についての考えを書いていきます。
①インデックスファンドへの集中投資はあり
先述の集中投資は、個別銘柄への集中投資は良くないとお伝えしておりました。
ただインデックスファンドへの集中投資ならまだありかなと私は考えます。
理由は、そのファンド自体で分散投資がされているからです。
例えば全世界株式に投資するファンドの場合は、それを買うだけで全世界に投資をしているようなものなので、それ以上別のファンドを買わなくてもいいわけです。
全世界株式(オルカン)、全米株式(VTI)、日本株や先進国株、新興国株など様々なファンドがあります。個別株と違って、下がり方はある程度緩やかなのでまだリスクは少ないかなと思います。
ただその分リターンも個別株に比べて少ないので、そういう意味では集中投資というカテゴリーには入らないかもしれませんね。
②アセットアロケーションについて
アセットアロケーションとは、日本語で「資産配分」とも呼ばれ、投資資金を複数の異なった資産に配分して運用することを言います。
例えば、株だけでなく、債券や先物、為替、不動産などを配分を考えて分配することを言います。
アセットアロケーションについては、別の記事で書いていこうと思います。
今回のテーマでお話させて頂くと、資産が少ないうちは株式の集中投資でいいと思います。
理由は、資産が少ないのに債券に投資しては安全だが全然資産が増えません。
逆に先物や為替(FX)、不動産などはレベルが高いので資産に余裕が出来てからでいいと思います。
ですので、アセットアロケーションの視点で行けば株式の集中投資でいいということになります。
最後にまとめです。
「資産が少ないうちこそ分散投資をする」
「資産形成を焦ってはいけない。ゆっくりコツコツと資産を増やそう。
集中投資は資産が大きくなってからでいい」
「インデックスファンドへの集中投資は商品自体が分散されているのでOK」
「アセットアロケーションの視点で行けば株式の集中投資でOK」
以上です。