TAKEさんの配当金100万円生活への道!!

このブログでは、お小遣い3万円のサラリーマンが年間100万円の配当金を目指して株式投資をはじめ、色々お金に関することを中心に書いております!

【書評】めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ダイヤモンドZAIが作った株入門 改定第2版

2月続けての書評で申し訳ございません。

ブックオフで10冊程購入したので、少し増えるかもしれません。

少し古いですが、株式投資に限らず基本的な考え方だったりのマインド部分はあまり変わらないので、100円とか200円で買って学びが多いとかコスパ高いですね!

 

『稼げる!株の選び方 割安株ってどんな株?』

〇株の割安度を測るモノサシ「PER」を使おう

 ・PERは、会社の収益力(利益)から見て、今の株価が割安かどうかを測るもの。

 ・要するに、今、株価が1株益の何倍になっているかを見る。

 ・PERは数字が低い程有利。

 ・PERの計算に使う1株益は予想の数字を用いる。

 ・株価は毎日変動するので、その度にPERも変動してしまう。

 ・株式市場の平均PERは大体10~20倍くらいの水準で推移しており、PERは15倍

  程度が標準的な水準

 ・一般的に将来の期待が高ければその株のPERは高くなり、期待が低ければ低くなる

 ・投資家達はPER15倍くらいを標準に、将来性を考えながらプレミアをつけたり

  ディスカウントしたり値踏みをしている。

〇利益をグングン伸ばしている会社のPERは高くなる!

 ・「割安株投資」:収益力の安定したいい会社なのに、PERが低すぎる銘柄を狙う。

 ・「成長株投資」:PERは低くなくても、1株益が大きく伸びる銘柄を狙う。

 ・(潜伏期)銘柄の良さに気づいていない投資家が多い

 ・(評価タカマル期)この会社の成長ぶりに気づいて投資する投資家がどんどん

           増えていきました

 ・(バブル期)

 ・(バブル崩壊期)いくら業績が好調とはいえ、PER50倍はあまりにも高すぎて

          過熱気味

 ・(妥当な水準期)成長はだいぶ落ち着いてきたが、利益はしっかり増やし続けて

          いる(PER15倍)

 ・大切なのは「実績PER」ではなく、あくまでも「予想PER」

〇成長株のPERは成長率の1倍が標準

 ・妥当な株価水準は3年後の1株益の15倍

 ・成長率の1倍のPERなら標準レベル

 ・株を買うならPERは30倍くらいまでと考えておくのが無難。

〇業績の安定した優良株を低PERで買う

 ・同じ水準の業績を毎年しっかり維持していたり、少しずつ伸びている会社のPERが

  1桁で放置されている銘柄は投資のチャンス。

〇ものすごい高成長株を狙う

 ・PERはやや高めでも利益成長が凄くて、それによって株価が化けるような株を狙う

 ・成長率を考えれば19倍のPERは安い

〇赤字会社のPERについてはどう考えればいいか?

 ・赤字企業の場合、PERは計算できない。

 ・資産から見た割安さを考える(PBRで見る)

 ・あくまでも収益力から割安さを考える。

  →その時1株益がどのくらいまで回復する可能性があるのか、その数字を考えて

   PREを計算する。

〇業績不振企業で、PERが高くなっているケースは、将来性が期待されている?

 ・1株益があまりにも少ないのに、株価がそれに見合っただけ下がっていない。

 ・投資家はPBRなど、PERと違ったモノサシを使って割安さを測ろうとする

〇成長率50%をはるかに超えて、100%成長しているような会社の株については、 

 「妥当PERは100倍だから、PER50倍で買えば割安」と考えていいか?

 ・基本的にはその通りだが、問題は本当に100%成長が3年間続くのか。

 ・その成長を実現するために会社が果敢に先行投資をしたことが裏目に出て、

  業績が悪化するようなことがあれば、高いPERも平均的な水準かそれ以下まで

  落ち込んでしまう可能性がある。

 ・あまりに高いPERの株に投資するには、それなりにリスクがある。

〇PERの異常値には気を付けよう!

 ・「経常利益」と「純利益」がほぼ同額なら注意

  →通常は法人税等もあるので、経常利益の5~7割くらいが純利益なのにおかしい。

  →赤字だと法人税が免除されるので、ほぼ同額になる。

 ・1対0.6でなかったら自分で計算しよう

  →1株益が異常値になるのは、大きな特別損益があるケースか、法人税が免除

   されているケース。

  →経常利益と純利益の比率が、1対0.6の比率から大きくずれている場合には、

   修正計算しないと、実力に見合った本来のPERが計算できない。

 ・修正計算のやり方

  ①経常利益に0.6を掛けて、「純利益(税引き後利益)の実力値」を出す。

  ②純利益の実力値÷実際の純利益×1株益=1株益の実力値

  ③株価÷1株益の実力値=本来のPER

〇「1株純資産」は、下値のメドになる!PBRを活用しよう!

 ・PBR=今、株価が、1株純資産の何倍になっているのか

 ・会社が解散した場合に株主に配分される資産ともなる為「解散価値」とも呼ばれる

 ・会社の価値は純資産以上になるはずであり、株価は1株純資産以上(PBR1倍

  以上)の状態であるはず

 ・まともな会社のPBRが1倍以下ならお買い得!

  →優良企業だが何らかの理由で一時的に大きく株価が下がっている銘柄は、

   やがて再評価されてPBE1倍のまともな価格まで戻ることが期待できる。

 ・PBR1倍近くまで下がると、「底値」と考えて株を買う投資家が多い。

 

『売りタイミングがまるわかり!株価チャートのテクニック』

〇絶好の売買タイミングは株価チャートで判断できる

〇なにより大切なのは、「3つのトレンド」を意識すること

 ※トレンド=株のおおまかな方向性の事。

 ・上下動しながらも下落していく動きを「下落トレンド」、上下動しながら横ばう

  動きを「もみ合い」、上下動しながらも上昇していく動きを「上昇トレンド」と

  呼び、トレンドが変わるポイントを「転換点」

 ・下落トレンドが続いている時には、株を買っても下がる可能性が高い。

 ・上昇トレンドに転換している時、あるいは上昇トレンドが継続している株に目を

  つけて買うのが儲けるコツ

〇もみ合いを上放れたら買い!(買いタイミング①)

 ・特に出来高の増加に伴って上放れたら、強い上昇エネルギーが発生していると

  考えられる。

 ・投資家から相手にされていない状態がしばらく続いた後、ピョンと上昇している点

  に注目。出来高もピョンと跳ね上がり、その株を買いたいという人がたくさん出て

  きたことを表す。

 ・三角持ち合い(株価上昇から調整し値動きが小さくなっている)を抜け出したら

  上昇トレンド開始のサイン

〇上昇トレンドの押し目で買い(買いタイミング②)

 ・上昇トレンドというのは、基本的に上昇エネルギーがあり、上に向かう力が働いて

  いる状態なので、下がってくると、ピョンと反発する力が働く傾向にある。

 ・上昇トレンドの株では、上放れ、押し目と、たくさんの買いポイントを見つける

  ことが出来る。

〇上昇トレンドの押し目買いは「移動平均線」が目安になる

 ・25日移動平均線押し目買いのメドになることが多い(25日移動平均線のとこ

  ろで反発)

 ・その線の向きが株価のトレンドを示す

 ・上昇トレンドの場合であれば、「この値段まで下がったら買おう」と意識される

  水準となり、株価が反転するポイントになりやすい。

 ・日足チャートや週足チャートでさまざまな移動平均線を見て、有効に機能している

 (株価の下支え線としての線として働いている)と思われる線を探してみよう。

 ・移動平均線を投資に生かす手順

  ①まず移動平均線の向きで上昇トレンドを確認

  ②移動平均線をメドに押し目買いをする

 ・13週と26週の2本の移動平均線を例に、基本的に2本とも上向いていれば

  上昇トレンド、2本とも下向いていれば下降トレンドとなる。

 ・トレンドが変化する前兆として株価(ローソク足)が移動平均線を割り込んだり、

  上回ったりという動きに注意を払う必要がある。

〇下落が続いた後の「投げ売り」は大きなチャンス!(買いタイミング③)

 ・やや難易度が高いパターンだが、最高の買いタイミングになる可能性を秘めてる。

 ・値動きとしては、「下降トレンド」が続いた末に、出来高の急増を伴う急落が

  起きるといったパターン。

 ・一度投げ売り状態になって、売りたい人が売りつくしてしまうと、その後株価は

  反発しやすくなる。

 ・ただし悪材料があまりにも深刻なものである場合には、セリングクライマックスの

  ように「出来高急増を伴う急落」が起きても、なかなか売りが出尽くさずに、ずる

  ずる下げが続くということもある。

 ・経営状態をしっかり把握する必要がある。

〇上昇トレンドの「崩れ」で売り(売りタイミング①)

 ・売りのサインの中で最も重要なのは「崩れ」

 ・2つの移動線を一気に割り込んでしまうと崩れの兆候。

 ・「移動平均線付近まで株価が下がったら押し目買いをしたい」と考える投資家の数

  が減り、それよりも売りたいと思う投資家の方が多くなってきたと考えられる。

 ・直近の安値を割り込んだという動きも「崩れ」のサインの1つ

  →買った後に安値を更新することがあれば、「セリングクライマックスの形が崩れ

   た」と考えて一旦売却

〇株価が急上昇し、極端に「過熱化」したら売り!(売りタイミング②)

 ・上昇が続いていた株が、急に上昇ピッチが激しくなって過熱化すると、株価が天井

  をつける可能性が高い

 ・まさに、過熱化した動き、クライマックス的な動きとなっており、「売り」を判断

  するサイン

 ・それまでに比べて13週移動平均線と株価の距離が非常に大きくなっている。

 ・PERなども考え合わせて、ある程度目標に達したら割り切って売るしかない。

 ・「5日移動平均線を割り込むまでは保有し続けよう」と判断するのも有効な手法

〇急騰→急落は強い天井サイン!(売りタイミング③)

 ・「過熱して→崩れる」という形であり、売りパターンの①②を組み合わせたような

  強力な「売り」の形

 ・このような「急騰→急落」は株価が天井をつけたというサインで、売り時と考える

 ・急騰→急落の動きになったら当面の高値をつけた可能性は高く、その後は多かれ

     少なかれ調整局面となる(下落したり横ばい)となる可能性が高い

〇「強い動き」は重要な売買サイン

 ・業績やニュースを調べたり、投資家の心理を推理する。そうすることで、強い動き

  に隠された売買サインに気づくことが出来る。

 ・大きく下げた後のダメ押しのような急落は「底打ちのサイン」に、大きく上昇した

  後の急上昇は「天井のサイン」になりやすい。

〇「だまし」と崩れに注意!

 ・チャートが崩れた時点で一旦売却し様子見。そして株価が再度移動平均線より上に

  なったのを確認してから買いなおす(だましへの対処法①)

 ・移動平均線を割り込んでも、26週移動平均線が下向きにならない限り保有

  続ける(だましへの対処法②)

 ・株価が直近の安値を下回った時点で、保有している株は諦めて売った方がいい。

 

『実践で役立つ!儲けるための9つの知恵』

〇株価は変化を「先取り」して動く

 ・情報をいち早くキャッチした人から先に動き始めるために、業績や景気にはっきり

  と変化が現れないうちに株価が動いてしまうケースが多い。(株の先見性)

〇不人気株にこそチャンスがある!

 ・株の先見性は人気株になればなるほど強くなる

 ・東証2部や、新興市場の小さな会社、東証1部でも地味な業種の会社、比較的小さ

  な会社などについてはアナリストや機関投資家などが注目することが少なく、不人

  気株として放置される。

 ・また、その株の業績の良さ、割安さなどがしっかり確認できる状態になっても、

  株価がそれを反映して上昇していく速度は、ゆるやかになる傾向がある。

〇サプライズが上昇の発火点に!

 ・株価の動きに影響を与える要因や出来事のことを「株価材料」とか単に「材料」と

  いう。そして、株価を上昇させると考えられるものは好材料、下落させると考えら

  れるものは悪材料、その株に対する投資家たちの認識をガラリと変えるような大き

  なものを「サプライズ」という。

 ・「サプライズが出て、出来高を膨らませて株価が上昇を開始する」という動きは、

  上昇トレンドの初期に見られる典型的なパターン

 ・もともとの注目度や評価が低ければ低い程、良いニュースが出た時の驚きがます

 (PERが低い)

 ・PERとサプライズの2つに注目する事で、株価が上昇トレンドに入る初期段階に

  乗ることができたり、株価が崩れ始めたところで逃げることも出来るようになる。

〇「好材料織り込み済み」に注意!

 ・どんなに良い材料が出ても、既に株価に織り込み済みではないかPERを確認する。

〇「儲けやすい時期」と「儲けづらい時期」は繰り返しやってくる。

 ・大型株の動向を知りたかったら日経平均を見る

 ・小型株の動向を知りたかったら日経ジャスダック平均を見る。

〇為替と金融政策で株価はどう動く?

 ・円安で有利な業種は「自動車」「電機」「機械」など海外で稼いでいる輸出企業

 ・円高で有利な業種は「小売り」「外食」「食品加工」など海外から仕入れて加工・

  販売している会社

 ・金融緩和:株は上がりやすい。お金の量を増やして買い物や投資を促す政策。

 ・金融引締:株は停滞に…。金の量を減らして行き過ぎた買い物や投資を抑える政策

〇バブルには巻き込まれるな

 ・どんな時でも、業績や将来性から考えて今のPERは高すぎないかということを

  冷静に考えていく。

〇株には3つの売り時がある

 ①株価が目標に達した時 ②株の購入理由が崩れた時 ③もっといい株が出てきた時

リスク管理は基本分散投資

 

【書評】

ダイヤモンドザイが書いた本だけあって、オールカラーで図表も多くわかりやすいという印象が強いです。

 

本当は株とは?証券口座の開き方や買い方など、これから株を始める方が最初に読む本としてはぴったりだと思います。私が書いたのは後半部分からですが、この部分については実際に何度もトレードをしないと初期段階では理解できない部分に感じました。

 

実際に失敗と成功をし、経験値を積んでから知識の整理の為に再度読むとより理解力が深まりますので、初級者~中級者の方は読んでみる価値があるかと思います。

 

この本は2017年の本なので、情報は古いので最新バージョンを読んだ方がいいと思いますが、考え方や基本的なことはこの本で十分かと思いました。中級者以上の方には内容が基本的すぎるのであまりオススメできないかな?